故郷の匂い

私の田舎は奈良盆地のちょうど真ん中で飛鳥川が流れている町です。神戸から車で高速道路でおよそ1時間半。ちょっとしたドライブです。大阪府と奈良県の県境のトンネルを超えるとすぐサービスエリアがあっていつも休憩をします。ドアを開けると懐かしい匂い。今住んでいる神戸やときどきお買い物に出かける大阪の町では嗅ぐことのない森と田んぼの匂いがします。
「奈良に帰ってきた」と体で感じる瞬間です。実家に帰ったらまた違う匂いというか香りがします。うちの実家には大きな仏壇があって、両親は常日頃手を合わせて拝んでいるので線香の香りがします。叔父が仏壇屋さんを営んでいることも有り、いい香りのする先行が毎日供えられているのです。この香りが心を落ち着かせます。
嗅覚というのは「記憶」と密接な関係があると言われています。私の場合も同じで、稲わらの匂い、朝露で濡れた草っぱの匂い、お寺で嗅いだお線香の匂い、とくに大学で離れるまでの生まれ育った田舎で嗅いだものは懐かしく淡い思い出とリンクしています。人妻と出会いたい